この記事では,yb125spを例にバイク内蔵バッテリーから電源を取り出す方法を紹介する.
車種に関与しないもう少し一般的な話は次にまとめている.
電源の取り出し方法
今回はACC電源でバッテリー電源をリレーする回路構成にした.
使用部品
・USB電源
・リレー
ギボシ端子があらかじめ圧着されているタイプを選択した.
ACC電源の取り出し
yb125spの場合ACC電源(ここではキー連動の信号という意味合いが強い)は,次の2種類の方法で取り出せる.
- ヒューズボックスの空きスロット
- シート下のテールランプに繋がっている青の信号線から分岐させる
今回は,回路をシート下に収納する関係で配線しやすいシート下の信号をACC電源として使用した.
yb125spのシートはカバーを外し,赤で囲ったねじを両側とも取ればシートが取り外せるようになる.
カバーはキーロックが付いている側はキーを回した状態で手前に引っ張ると取り外すことができ,逆側はキーロックがないので手前に引っ張ると取り外せる.
配線作業
※全ての作業を始める前にバッテリーの+端子とー端子を外す.
まず,シート下のACC電源を既存のコネクタから分岐するための分岐線を作る.
コネクタの種類は元がギボシ端子だったのでギボシ端子を使用した.
ギボシ端子の圧着工具及びコネクタ一式は次を購入した.
次にリレーを配線.
リレーの駆動信号+(青)に分岐してきたACC電源を接続.
リレーの駆動信号-(黒)は適当に車体の金属部に接続.
リレーの電源線+(黄)-はUSB電源の+端子に接続.
この時点でテスターで導通チェックをし,リレーの電源線(赤)とUSB電源の-端子が短絡していないことを確認する.
その後,USB電源の-端子はバッテリーの-端子に接続し,リレーの電源線(赤)をバッテリーの+端子に接続して完了.
正常に動作すればキーに連動してUSB電源が動作する.
まとめ
上記のような方法でyb125spにUSB電源とドラレコを付けることができた.
安全に配慮した回路を搭載し,良いバイクライフを送りましょう.
※本記事の内容の実施は,ご自身の責任のもとで十分に安全に考慮してご利用ください.
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