GA4から人気記事を取得し表示する

  1. 概要・まとめ
  2. 手順概要
  3. Simple GA4 Ranking のインストール
  4. Google Platform 設定
    1. Analytics Data APIの有効化
    2. OAuth同意画面の設定
    3. 認証情報の設定
  5. Wordpressから認証確認
  6. エラー
  7. 参考文献

概要・まとめ

本記事では、Wordpressで「Simple GA4 Ranking」というプラグインを用いて、Google Analytics から人気記事を取得して表示する方法を紹介する.

注意点として、2023年6月までは「Simple GA Ranking」というプラグインで同じことができたが、Google AnalyticsがUA(Universal Analytics)からGA4に移行になったことで使用できなくなったため,上記の「Simple GA4 Ranking」プラグインを使用する必要がある.ただし,こちらはβ版である.
ユニバーサル アナリティクス停止に伴う「Simple GA Ranking」プラグインのご利用について

人気記事表示には、「WordPress Popular Posts」というプラグインの導入が手軽だが、処理が重たいことや他の手法への移行が困難という問題がある(データベースにPV数などの情報を溜めていくのが原因)ため、Google Analyticsとの連携をおすすめしたい.

手順概要

Simple GA4 Rankingで人気記事を表示するまでに必要な事項は次の通り

  1. 現在の利用プロパティが「ユニバーサル アナリティクス プロパティ(UA)」か「Google アナリティクス 4 プロパティ(GA4)」かを確認し、GA4であることの確認をする
  2. Simple GA4 Rankingプラグインのインストール:β版のため,Githubからzipファイルをダウンロードして,Wordpress にアップロード
  3. Google Cloud Platformの設定:Analytics Data APIを有効化し、OAuth同意画面を設定する
  4. プラグインの設定:Googleの認証、GA4プロパティIDの入力、認証情報の設定を行う

Simple GA4 Ranking のインストール

  1. Simple GA4 Ranking のgithubレポジトリに行き、Releasesをクリック.リンク先から最新のzipファイルをダウンロードする
    https://github.com/megumiteam/simple-ga4-ranking
  1. プラグインのアップロードから,ダウンロードしたzipファイルをインストール

Google Platform 設定

Analytics Data APIの有効化

Google Cloud – APIライブラリ にアクセスし,「Analytics Data API」で検索し,有効にする.

OAuth同意画面の設定

  1. Google Cloud – プラットフォーム から,「APIとサービス」に行く.
  2. 「OAuth同意画面」に行き,UserTypeに外部を選択して作成する.
    ※個人の方は基本的に外部を選択,組織利用でGoogle Workplaceを利用している場合は内部も選択できる.
  1. 「ADD USERS」に,wordpressに登録しているメールアドレスを登録.
  2. テストユーザーを追加し,ログインするGoogleアカウントのメールアドレスを指定する.
    上記でUserTypeを外部で作成した場合は,テストユーザーのみ認証できるようになっており,設定したテストユーザーしか認証できない.

認証情報の設定

1.「 認証情報を作成」から「OAuthクライントID」をクリック

  1. アプリ名や承認済みドメインなどを入力していく
項目設定内容
名前任意の文字列で良い
アプリケーションの種類ウェブクライアント
承認済みのJavaScript生成元サイトURL
承認済みのリダイレクトURIリダイレクトURI(後述,初期設定時は空欄で良いが後で設定必要)

WordPressから認証確認

上記のGoogle Platformの設定が完了したら、Wordpressからの認証を行う

  1. GA4設定画面に行き,先ほど設定したクライアントID,クライアントシークレット,GA4プロパティIDを入力し,「認証する」をクリック.
    • GA4プロパティIDはGoogle Analyticsの「プロパティ→プロパティの詳細」で確認できる
  2. 初回は下記のようなエラーが出るので,「エラーの詳細」からリクエストの詳細にある「redirect_uri=」から「flowName」の間にあるリダイレクトURIをコピー,Google Cloud の認証情報の「承認済みのリダイレクトURI」にペースト.
  1. 再度認証する,認証できたらアクセストークンが表示され、完了となる.
    途中,下記のような画面になるが「続行」で良い.

エラー

下記のエラーが出る場合は,テストユーザーの登録ができていないためと思われる.
前述のテストユーザーの設定を確認されたい.

参考文献

https://labworks.digitalcube.jp/blog/technology_20220907_simple-ga4-ranking